熱回収は省エネルギーの意味合いがありますが、問題点が無いわけではないというか、むしろ考慮すべき問題が数多くあります。まず、熱回収は確かに熱というエネルギーが得られるため、本来であれば使う予定であった別のエネルギー源を使わなくて済むという意味で確かに省エネではありますが、そもそもその対象物を燃やしてしまう必要があったのかという点から議論を始めなければなりません。燃やすことは即ち元の物質としては無くなってしまうということであり、再び同じ物を作るには一般的に資源も必要ですしエネルギーも必要となります。燃やすことなく再利用すれば、その資源やエネルギーを節約できることに他なりません。

あるいは使用後には燃やしてしまうしかないような物は、どうしてもというのでない限り、最初から作るべきではないのではという議論も考えられます。初めから再利用を前提としたような商品開発をするほうが、長い目で見ればよほど地球環境に優しく、省エネルギーになるという話です。また、熱回収にあたっては、対象物を燃やす以上、熱以外のものが同時に発生してしまうことはある程度避けられません。物が燃えるときに発生しうる黒い煙を見て、環境とか健康に良いなどと思う人はいないでしょう。

黒い煙であればまだ目に見えますからそういうイメージも抱きやすいですが、目には見えないような有害物質、有毒なガスが同時に発生してしまうこともあり、しっかりとした対応が求められます。

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