ファッションデザインの勉強にもなるクラスTシャツ

学校生活の中では、将来につくかもしれない様々な職業の体験をする機会があります。職業体験としてボランティアで近くのスーパーや公共施設の仕事をしてみるとか、学校行事の中で物の売買をしてみるなど。そういう機会が多ければ多いほど、生徒にとって将来につきたいと思う仕事の幅が広がることにもなります。学校生活で経験したふとした体験が元になり、将来の職業が決まったという人も少なくないことでしょう。

クラスTシャツを作るという作業も、そうした意味では職業訓練の一つになるとも言えることです。これらは文化祭や体育祭などのイベントの際に、クラス全員で同じものを着用するというものです。このクラスTシャツを作るためには、まずはデザインを決定し、それらを人数分専門の業者に発注する必要が出ます。このクラスTシャツをデザインするという作業が、普段では経験できない非日常の体験そのものになります。

デザインはあくまでも用意されたものがあり、それらを組み合わせることで簡単に作れるようにもなっています。けれど、自分で絵を描いてデザインを作成することも可能ですし、更には業者が用意した様々な絵柄を組み合わせる作業などをしていくことで、独自のセンスというものが光るようになることもありえます。こうした自分たちだけのデザインを模索する作業が、人生で初めてのファッションデザインの体験になることもあり、それがきっかけでデザインする楽しさを知ることにも繋がります。将来の可能性の一つを体験する意味でも、クラスTシャツの作成は貴重なものとなるでしょう。